第14回花とライオン児童合唱音楽賞 受賞!

受賞にあたって

(高山佳子先生のご挨拶文より)

花とライオン児童合唱音楽賞

この賞は日本童謡協会の詩人、NHK「みんなのうた」の作詞でもお馴染みの小黒恵子さんが私財をなげうって1995年、わが国初の公益信託「小黒恵子児童合唱音楽振興基金」を設立し、全国の児童合唱団を支援するもので、花のように美しくライオンのようにたくましく音楽に親しんでほしいとの願いが込められている。

選考委員には小黒恵子さんほか、作曲家の高木東六さん、写真家の秋山庄太郎さん、元NHKアナウンサーの塚越靖一さん、日本児童文学協会理事のこやま峰子さん、元上野動物園長の朝倉敏春さんほか大学教授、弁護士など、幅広い方たちが名を連ねている。

優秀な歌唱力と長い音楽活動、それにボランティア活動や国際的にも活動している児童合唱団を対象に表彰と共に助成金を贈っている。

1996年、第1回目のクラウン児童合唱団にはじまり、これまでにNHK児童合唱団、音羽ゆりかご会、フレーベル少年合唱団など、13団体を表彰してきて、14回目の今年は、多摩市の多摩ファミリーシンガーズに決まった。これは日本全国の児童合唱団を対象に厳選なる審査の結果、年に1団体のみに与えられる権威ある賞である。

このような名誉ある賞をいただきました。
授賞式は、去る8月27日、丸の内の中央三井信託銀行ホールで、上記の選考委員の方たちに迎えられ多摩ファミリーシンガーズから20名と指揮者高山佳子、それに父母の会と関係者が参加し行われました。選考結果公表にはじまり、高山のお礼の言葉と、33年にわたる多摩ファミリーシンガーズ育成エピソード、中国国交回復10周年に招かれた時の事、長崎原爆慰霊や島原普賢岳噴火慰問コンサート、また地元の病院コンサートなどコンクール志向ではなく、地域に密着した活動の話に涙する方もありました。

課題曲の、小黒恵子作詞/高木東六作曲の「やア、こんにちは」ほか3曲と、お得意の「コキリコのうた」を本物のササラや竹を使って歌い、アンコールを頂く程喜んで頂きました。最後は故郷多摩の童謡「夕焼小焼」を参加者全員で手をつなぎ輪になって歌う程盛り上がり、無事終了しました。

混沌たる社会情勢の中、多摩の子どもたちは生き生きと今の世を生きています。この受賞も、たくさんの皆様に育てて頂きご支援頂いたお陰と、皆様への感謝の気持ちでいっぱいです。今後この助成金を活かし、小さくても社会の一員であるという自覚をもち、皆様のお役に立てる活動をしてゆきたいと、今心を引き締めております。受賞記念コンサートなど、今はまだはっきり考えておりませんが、その節はぜひお心にとめて頂きますよう。

今後とも、どうぞよろしくご指導頂きますよう、お願い申し上げます。

2009・秋 多摩ファミリーシンガーズ・一同 高山佳子

授賞式のようす

シンガーズの受賞が地元紙に掲載されました

多摩ニュータウンタイムズ > 多摩ファミリーシンガーズ、児童合唱音楽賞受賞(リンク切れ) (11/11付)